ｰ僕にとって操体とはｰ
生き方を学ぶと言うことを示したものであり人との向き合い方を学ばしてくれるもの。
そしてこの臨床という職業は僕の生きる道です。息・食・動・想という四つのキーワードは
生きるという上で実に面白く興味深いものです。
皆様も感覚をききわけ、からだの要求を満たす快適感覚を味わって下さい。
そのことによって歪みが改善します。
少しだけ、僕と操体との出会いについて、お話しますね。実は僕自身も以前腰痛をかかえ、日々苦しんでいました。整形外科での検査では異常なく、鎮痛注射を打ちつづけ
鍼灸、カイロ、整体へも通いました。しかしながら『痛みが治まる』ではなく『痛みを抑える』で暫くするとまた・・・。もちろん鍼灸、カイロ、整体も素晴らしい治療です、ただ僕に合った方法ではなかったのかもしれません。そんな時に身近な人から操体の事を聞き、今の師匠である三浦寛氏の元へ行ったわけです。操体という名を聞いたのはその時でした。（当時はなんとかしたい状態だったので気にもしていませんでした（汗））
しかし、初めての施術を終えて「何だこれは？」が率直な感想でした。
だって、麻痺させてる訳でもなく腰の痛みはスーっと引き、どの方向へ捻っても痛みはないのです。帰り際に低い声で「からだが要求する動きをとりなさい、快適感覚が聞き分けられたら味わいなさい」とだけ言われました。
当時は『どういう事だろ？』と思っていましたが、からだは正直に声を聞いたようでした。その後、からだの歪みを正すとい事を理解し、快適感覚を味わい、今では腰痛に苦しむ事もなくなりました。
このような自分の体験を通し、興味を持ち操体を学び始めました。
操体とはただ単にからだの歪みを正すだけでなく、心身ともになんですね。
心に関してはもう少し後でお話させて頂ければと思います。
そんな時に出会った操体が今では自分の職業になってます。僕自身が感じた想いや感覚をより多くの人に味わって頂きたいのが本音です。きっと操体とは何かを理解し、からだとの対話が楽しくなるはずです。お会いできる日を楽しみにしています。
